2010年04月29日

FLOWER TRAVELLIN' BAND - 「SATORI」

FTB_2nd何せ40年前の日本のロックに洋楽一辺倒だと思いがけない出合いなんてのもないに等しいわけですが、OUTRAGEが影響を受けたと公言をはばからないのがこのFLOWER TRAVELLIN' BANDなんであります。ネットで探せば事業仕分けよろしく、内田裕也氏の名も検出されるので、その辺を切っ掛けに興味が湧く音楽ファンもいるのかもしれません。それにしても久しぶりにTVで見た氏の風体は相変わらず普通にコワイですw

これは組曲仕立ての二作目「SATORI」なんだけど、英語圏のバンド勢と比べても何らの遜色ないクオリティが具わった1971年の名作。ブリティッシュ・ロックに共鳴し、そこに東洋人のアイデンティティをぶち込んだコンセプトは過激で急進的であり、独自の光りを放つ。10分以上に及ぶ"Satori Part III"でBLACK SABBATHを暗示する悪魔的リフが冴えわたるが、それはどこか和の怪奇さを醸し出してもいて、"〜Part V"とかね、とても日本的な美しさがあると思う。
現在は肺ガンで闘病中であるジョー山中氏なんですが、アルバム初っ端に入る絶叫はあまりにも強烈で、部屋の空気をガラリと変えてしまうほど。凄いよ。

当時「日本語ロック論争」なんてのがあったと聞きますが、参考までに。

FLOWER TRAVELLIN' BAND - 「SATORI」
(1971)
1. Satori Part I (5:20)
2. Satori Part II (7:01)
3. Satori Part III (10:40)
4. Satori Part IV (10:57)
5. Satori Part V (7:55)

produced by Uya Uchida & Ikuzo Orita

Joe - vocal
Hideki Ishima - guitar
Joji Wada - drums
Jhun Kowzuki - bass

"Satori Part I"


 ・FLOWER TRAVELLIN' BAND
ラベル:'70s
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2010年04月24日

『1Q84 BOOK 3』

1Q84 BOOK3ご多分に洩れず、読みました。
本巻は、前二巻からの「青豆」「天吾」の章にその二人を追跡する「牛河」の章を新たに加えて展開していく構成になってます。年が明けるまでに天吾との再会を希望する青豆、父親の病室で再び空気さなぎが現れるのを待つ天吾、早く青豆を見つけ出さないとならない牛河…視点がさらに一つ増えることで生まれる面白さも増し、明け方近くになるまで本を閉じることを許してはもらえません。耽読した、というのが一番適当な言葉かもしれません。“直線のかたちをした”あるいは“ねじりドーナツみたいなかたちをした”時間上に三人が織りなすこの見事な構築美に、いったい村上さんは頭の中でどんな地図を描いているんだろうと感服してしまいます。

これを書いたことでかえって『1Q84』を未完にしてしまったような気がしまして、ま、私感ですが、「BOOK 4」執筆に期待です。もう書くならとことんまで書いて、村上さんがおっしゃる「物語の環を大きく」、さらにしてほしいかなと単純に思うわけです。

決定的な孤独さを生まれ持ってきた牛河にとって幸福とは何か。
彼の章を読み返すほどに切なくなるのであります。

 ・村上春樹『1Q84』 新潮社公式サイト
ラベル:村上春樹
posted by rattlehead at 15:47| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月14日

野崎孝訳『フィツジェラルド短編集』

フィツジェラルド短編集コレ買った当時、15年…もっと前だったか、「氷の宮殿」だけ読んだ記憶が残ってまして、コレもまた投げっぱなしの一冊でしたが、今回はちゃんと読了しました(ようやく)。
ま、自分は圧倒的に海外文学を読み慣れていないのに尽きるのかなと思う。

野崎孝さん選抜の六篇が読め、その代表選手「冬の夢」「金持の御曹子」あたりにフィッツジェラルド固有の引力をもれなく感じます。もう一度その二篇と「バビロン再訪」を読み直してみたけれど、そのどれもが読み手に時の残酷さを突き付けてくるような…そんな余韻を残します。

先ずはこういった小品集に触れ、それを味わってから長編に向かってみるのも一興なんだろう。
posted by rattlehead at 18:36| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月08日

スコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』

The Great Gatsbyコレは村上春樹訳「愛蔵版」で何年か前に買ったまんまほったらかしにしてました。買った当時少し読んでみてそのまんまになってたのが正確なトコロで、再びトライしてみようかなと。まぁほとんど読まずに投げ出しちゃった一冊でした。ちなみにこの「愛蔵版」には村上さん書き下ろしの、小説をより理解できるよう配慮された小冊子が付いてきます。

村上さんが個人的に三指に入る傑作なんて言うからきっとおもしろいに違いないと期待が「過ぎる」と、ちょっと違うのかもしれない。が、その辺を含めて村上さんが訳者あとがきに詳しく、相当な思い入れも込めて書かれているので是非そこも読んでほしい。自分は考えにも及ばないコトだが、ネイティヴな人には米文学を日本語で読む難しさを感ずる作品なんだろう(きっと)。

主人公が経験する喪失感は村上作品の原点であるだろうし、またそれを村上さん自身の手によってガッツリ読めてしまうのはある意味反則のような気もしないでもないが(?)、単純にボクなんかは興味深く読み終えました。読むほどに味わいが増していきそうだ。
posted by rattlehead at 18:37| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月05日

雲仙峰(うんざんぽう)登る

阪南市山中渓のわんぱく王国駐車場から踏切りをわたり、四ノ谷山(364m)→雲仙峰頂上(490m)へ。で、そっから青少年の森を抜けてJR紀伊駅へ向かい電車で帰る予定が何のこっちゃ道を間違えてしまい、落合・滝畑を経由して歩いて山中渓まで戻りました。結構しんどかったっス。

山中渓の桜。この日は“桜まつり”の前日っつうコトで賑わっておりました。

いいのが撮れなかったので、写真はナシです。
ラベル:
posted by rattlehead at 13:16| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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