2010年10月31日

『死刑台のエレベーター』

死刑台のエレベーター


終始淡い(暗い)トーンの映画でした。この手の「ボタンの掛け違い」が生む悲劇的お話(でもまあ皆さん自業自得っすよね)、全然嫌いじゃないんだけど、物語の重心がわかりずらいというか、軽いというか…赤いコートもどこか空回り。もっと湿気の強い作品に仕上げたほうが良かったかもと。そうすると三角関係「手都芽衣子(吉瀬美智子)、時藤隆彦(阿部寛)、手都孝光(津川雅彦)」の描きかたがドライで淡白。そのために、本来もっと真に迫るべき芽衣子の最後の台詞には重みが感じられなかった。吉瀬さんは好きなんだけどなぁ。彼女には少し力不足だったこともあるかもしれない。

善悪の境界線を何の躊躇もなく越えてしまう美容師(北川景子)や警官(玉山鉄二)のバランスの欠け具合は今の日本の風景とも取れるが、彼らを含めて完全燃焼した登場人物は少なく、何か判然としないまま観終わってしまった。
半世紀も前に制作された洋画をリメイクするおもしろさはあると思うし、期待値がちょっと高かったんだろうと思う。でもまあまあ楽しめました。

 ・映画『死刑台のエレベーター』公式サイト
posted by rattlehead at 16:45| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | movies | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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