2011年01月11日

今井美樹@大阪厚生年金会館大ホール(LIVE 2000)

Club Hemingway

この2000年のミレニアム・ライヴについては何を書いたかすっかり忘れていましたが、読み返すうちにあまりの暴走加減に赤面するどころか血の気が失せていきました。本来は何を言いたかったのか自分でもよく分からない(笑)。賞味期限切れ以前の問題で、これはひどい。あらためて管理人様には多謝せねばと思っています。
おそらく元の半分はカットしたし、文章にもかなり手を加えました。それでも稚拙さは拭えませんがしょうがないとあきらめます。まあギリで読むに耐えるものにはなったかなと。

ツアーの締めくくりとなる大阪公演二日目を観賞。当時、休憩をはさむ構成には「?」でしたが、予定調和に収まらない試みに結果として満足したように思います。「太陽とヘミングウェイ」というタイトルをコンセプトにした二部構成だったと都合よく解釈することもできました。
このときの模様は翌年の二月にCDとビデオで発売され、その両方を買うともれなくスペシャルCDが貰える特典つきでしたね。アルバム(「太陽とヘミングウェイ」)の印象は薄かったですが、ライヴ盤の出来は今聴くととてもいいです。もっと評価されるべき作品だと認識を改めました。

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11月14日、大阪厚生年金会館大ホ−ルに行って参りました。

どうも今井さんとは距離感を感じるタイトルの「太陽とヘミングウェイ」を引っ提げての『CONCERT TOUR 2000“月夜の恋人たち”in CLUB HEMINGWAY』。
クラブになぞらえたステージには「Club Hemingway」の看板が掲げられ、バーカウンターにスツール、冷蔵庫まで。
場内暗転。クラブの支配人らしき男性の声で「こんばんは、今井さん。本日はクラブ・ヘミングウェイへようこそいらっしゃいました」とはじまり、今宵のゲスト・シンガーに今井さんが招待されたシーンが演出される。

imai miki tour 2000「月夜の恋人たち」で幕を開ける前半はじっくりと聴かせることを主に構成されたものでした。今井さんもそれに集中しているように見えます。僕個人の山場は何と言っても名曲「半袖」…やっぱいいです。1年8ヶ月分の垢が洗い流される、そんな気分になります。アニメ『紅の豚』のマダム・ジーナのようにどこぞの酒場で歌う今井さんの姿が目に浮かび、それが実現すればどんなに素敵なことだろうと思ってみたりもしました。
「私はいま♪」でお馴染みの新たな代表作になっていくであろう「PRIDE」のあと、1曲何か歌って、10分間の休憩に入ります。ここでコンサートは二部構成になっていることが明らかになります。

ツアーTシャツにパンツスタイルで再登場し、まずは「太陽とヘミングウェイ」。何も着飾らなくてもこれだけカッコよさ出せる人、そうはいません。「シンプル・イズ・ベスト」と書いたタスキを今井さんの肩に掛け、気が利いた台詞でも言ってみたい、そんな心境です。
新作からの「ふたり」「WILD BOY」「愛はメリ−ゴ−ランド」の畳掛けるような演奏に会場は大いに盛り上がります。前半とは一転して彼女もステ−ジ前方でアクティヴに動き回ります。
「ふたり」はギタ−片手にステージへ飛び出す布袋さんが想像できる、アルバム「太陽とヘミングウェイ」の中ではお気に入りの曲。ホ−ンセクションが印象的な「WILD BOY」はおそらく演らないだろうと思っていたのでこれは嬉しかった。最後はステージでみんなに向けて歌うのが夢だったという「Goodbye Yesterday」、久しぶりの主演ドラマ『BRAND』の主題歌ということで思い入れもひとしおだと思いますが、現在の今井さんの気持ちがストレートに伝わってくる作品です。
アンコ−ルには「Goodbye Yesterday」に次いでお気に入りだという「Have you ever loved somebody?」、そして「SLEEP MY DEAR」を。
全22曲(ぐらい)、二時間半のステージは終わりました。お疲れ様でした。素晴らしいコンサ−トでした。

太陽とヘミングウェイあるインタビュ−の中で彼女は「太陽とヘミングウェイ」というタイトルについて次のように語っています。
「私なりのヘミングウェイ観というのは、人生という大海原を目の前にしたちっぽけな1人の老人というか…人生を強く生きてきた男だからこそ、対極には孤独なイメ−ジが非常に強い。たとえば光と影にたとえると、太陽がカンカンに照っている時こそ影は鮮明により黒く映る。でも影ってネガティブなものではなくて、太陽の中にいる証なんだって思うんです。だから、すごく孤独感を感じている人がいたら、“ちょっと目線を変えてごらんよ!”って。“いまは影の部分でも、角度を変えたらこんなに日向の部分があるんだよって!”っていう。あと、いままで私はひとりの女性のまっすぐ見つめる目線の歌を歌ってきた。でも今回は視点を俯瞰に変えて、私がどうのこうのではなく“あなたたち”を歌っているんです。俯瞰して見た時、丸も三角も四角も同じ小さな点にしか見えないわけで、結局は“私”を歌うことでもあったんですけど…。角度を変えることで、何か心に入ってくるものがあるんじゃないか?って。その俯瞰して見た私たちは、まさしく『太陽とヘミングウェイ』というタイトルに象徴されていますね」

光と影は対極に位置するのではなく、実は影は光の中に含まれているのでは、と。その「光と影」は今井さん自身を含むわれわれそのもので、すべてのファン(それは本当にすべてのファンなのだろう)の強さや弱さ、善や悪を同じように受け入れようというのだろうか?
人生は(悲しいかな)永遠に勝利することのない負けレ−スだとどこかで聞いたことがあります。だから? そう、だからどういう敗北の仕方をするのか、それが重要なんだと。あきらめてすぐに投げだしてしまうのか。それとも叩かれ、傷つきながらも何かに挑戦し続けるのか。今井さんは後者を選択した。それは彼女にとってはあまりにも流される血が多いのではないだろうか。
37歳。守りに入ってもおかしくない年齢に敢えて選んだいばらの道を歩きはじめたようです。コンサ−ト終盤での「みんなにはホントに感謝している」という言葉の意を考えたとき、僕はたまらなく切なくなるのでした。

メニュ−仕立てのパンフレットにはセットリストが載っていたので、今回のように感想など書きたいときには非常に助かるものとなりました。
次回は是非「OVER THE RAINBOW」なんて演ってほしいなあ(実は「Monument」を観ながら書いてたりするもんで…)。
それではこの辺で。

最後まで読んで頂き有り難うございました。

(2000/12/4記)
(2011/1/11修正)
タグ:今井美樹 live
posted by rattlehead at 19:19| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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