2010年12月17日

今井美樹クロニクル「音楽に恋して」

EFiL_08『EFiL』一月号の特集記事は必読と某女史からの勧めもあり、久しぶりに女性誌を買ってみた。来年歌手デビュー25周年にちなんだ構成になってて、現在までのあしあとをざっと辿ることができる。…「まな板の上の鯉」、ねぇ。
個人的に振り返ると『MBSヤングタウン』(ラジオ番組)をきっかけに、当時、白井貴子に代わって番組のアシスタントを務めることになったのが今井美樹、その声に毎週毎に惹かれていったのはもはや必然だったのだろう。あのときオレはいくつだったかなんて、ま、考えるもんでもないな(笑)。うん、よく島田紳助にイジられてたっけ。

来年の二月にはメモリアル・シングルとして「memories」を、どんな音なのか期待して待ちたい。あ、そのまえにドラマやるらしいし、来年は歌手活動に女優業と今年以上の活躍が望めそうだ。
…で、25周年記念にそだなぁ自分もくさっても少なからぬファンの一人であるからして何かできることないだろうかと思案中。

 ・EFiL.net(エフィルネット)
タグ:今井美樹
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2010年11月11日

ノエル・カレフの『死刑台のエレベーター』

Ascenseur Pour L'echafaud1957年の『死刑台のエレベーター』はとてもよく出来た映画だそうですが、今秋公開されたそのリメイク作品を観た(それはセンセーショナルなタイトルだけが独り歩きしてしまったような映画だったなぁ…)ついでに原作にも興味を持ったので読んでみた。

まさかのエレベーターが主人公の運命を変えてしまうのは原作も同じ。そこに過って閉じこめられた瞬間から彼の所業すべてが結果として裏目に、彼にとって憂慮に堪えない事態を引き起こしていくさまをヒステリックに描き出したのが映画にはない本書の面白いところだろう。
ただ、やはり自業自得だよなぁと主人公に同情することはできないのだけど。
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2010年11月06日

『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』

村上春樹インタビュー集インタビュー中にあった印象的なフレーズをタイトルにした本書は今までありそでなかった初の村上春樹インタビュー集です。1997年〜最新刊『1Q84』発売前に行われたものまで都合18のインタビューを再構成して、年代順に収められています。これだけまとまった量を一冊にして読めるのは便利だし、村上さんの読者にとっては嬉しい特典だろう。「僕はものを書く人間で話すことは苦手」と言うけれども、引き受けたものには責任を持って決して手を抜かないのはなんか性格だなぁーって気がします。等身大の村上春樹。
所詮ファンアイテムだと一蹴することもできますが、ここには学ぶべき大切な人としての姿勢があるように思う。誰を何を信じたらいいのかわからなくなってしまった今の時世にあとがきが身に染みて、その思いは強まる。。。

一服がてらに読めるものから長いもの、日本人がインタビュアーだと内容が難解になりやはり読みごたえもあります。一方で同業者の後輩と終始リラックスした雰囲気で進むインタビューも。また、海外の人たちの目(質問)を通して村上春樹を、そこから見える日本についても考えてみるのもいいかも。
とりあえず過去作をざっと読み返したくなるインタビュー集でありました。
タグ:村上春樹
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2010年10月28日

『ロング・グッドバイ』

The Long Goodbyeコレは面白い。長篇作品で、すっかり探偵フィリップ・マーロウ(何だかたばこの銘柄のような名前だ)の世界に引き込まれてしまった。受け売りよろしく「何度読んでも、なお読まれることをひそかに待つ細部を保持し続けるテキストこそが、すぐれた小説作品」と呼ぶのなら、村上春樹訳『ロング・グッドバイ』はまさにその一冊になるのだろう。
村上さんには、まるで真綿に水が染み込むようなあらゆるものを吸収する少年期に手にしてから何度となく読み返してきたというチャンドラーの作品だけあって、とても「楽しい作業」であったに違いない。本書の親しみやすさの裏には文章家としての経験以上にそういったものが少なからず影響を与えているような気がする。また、村上作品の原点に触れる面白さもあって、例えばそれはあなたに『ダンス・ダンス・ダンス』『羊をめぐる冒険』の具体的なシーンを彷彿させるかもしれない。

マーロウが巻き込まれる事件の真相とその背景にあるもの、迎える結末、そして印象的な登場人物たち…。是非。
posted by rattlehead at 14:54| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月13日

『ティファニーで朝食を』

Breakfast at Tiffany's本篇の表題作のほかに、オマケ(?)がいくつかはいってて、その3つの短篇の方が何かしら感じやすいものがあるかもしれません。中でも「クリスマスの思い出」は、少年の無常さを儚く描けた胸が詰まる作品だと思います。

映画『ティファニーで朝食を』(1961)はヘンリー・マンシーニの音楽がとても素敵な映像作品であることは間違いありませんが、あとから原作を読むにはその印象が強すぎてどうもイケない。はっきり書くと邪魔になる。結末も含めて原作のディテールとは異なる部分が多く、また、物語の核心に触れるシーンは描かれていません。すべてのカットが名画になるような洒落た作りは、良くも悪くもオードリー・ヘップバーンありきで製作されたんだろうなと(違?)。貶してるわけではありません。
もし、映画を観て、カポーティが描いた本来のホリー・ゴライトリーにも興味が湧いたのなら是非一読することをオススメします。両方まだなら先ずは小説を。

村上さんの訳者あとがきはいつもながら読みやすく、分かりやすくて感心させられます。
posted by rattlehead at 15:39| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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